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2008年01月27日

かんぽの宿 石和

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 今日は朝から午後の早い時間帯まで用事があったので、そのあと石和温泉の宿泊施設、「かんぽの宿 石和」を訪れました。
 通常は800円(土日祝祭日等は900円)とられるところを、15:00過ぎであれば500円と、宿のお風呂にしては格安で利用できるのです。
 また、日帰り入浴は18:00までであって、平日の仕事が終わったあとだと、立ち寄るのはちょっと無理なので、今日のような日が、訪ねるのには最適だったのです。

 さてここは、数々の宿が建ち並ぶ石和温泉の中でも大規模な、いわゆる「公共の宿」(民営化したからもうちがうのかな)。
 フロントで利用料を支払い、1階の奥にある浴室へ向かいますと、風情ある中庭があるなど高級感も醸されていますが、どことなく画一的な、公共施設然とした部分も顔を覗かせていて、どうも暖かみを感じません・・・というのはぼくの偏見でしょうか。

 浴室は、大きな宿らしくそれなりの広さがあり、浴槽は内湯に大小2つ、露天に中くらいのものが1つ。
 内湯は、床に茶系の石が敷かれたり、あるいは浴槽のフチに岩があしらわれたりと、シンプルでありながらも落ち着きのある佇まい。
 でも一方で、洗い場周りは無骨なステンレスで覆ってしまうとか、詰めの甘い印象も。
 露天風呂は、壁などで四方を覆われてはいますが、広くはないけれど狭くもない面積が確保され、圧迫感はさほどないです。
 浴槽にはこちらも岩が配され、また壁などには竹を模した樹脂製の柵が取り付けられて、さらにそこには雨の日用の笠が掛けられるなど、雰囲気づくりに力を入れている様は見てとれますが、いかんせん露天に接する壁がうすいピンクだったり、中途半端に凝った建物の一部が見えてしまうなど、宿というよりも公共の日帰り入浴施設のようにも感じられてしまい、残念ながらいかがなものかと思わざるをえませんでした。

 お湯は、内湯の大浴槽で温泉を使用。小さいほうの浴槽は水道水を沸かしています。
 そして露天風呂の浴槽はとくに表示がなく、温泉なのか不明。
 というのも、温泉を使った浴槽は無色かつ循環されていて塩素臭もきつく、となりの水道水の浴槽と区別がつかないくらい、温泉らしさがないのです。
 あまりよろしくない湯づかいでありました。

 ここのお風呂は、15:00以降であればお安くなりますので、温泉らしさを求めず、単純にお風呂に入りたいというのであれば、いや温泉地にあってそれで満足する方がどれほどいるのかアレですが、訪れてもよかろうと思われました。

かんぽの宿 石和

 
かんぽの宿石和

■ かんぽの宿 石和 ★★☆☆☆
  山梨県笛吹市石和町松本348-1
  http://www.kanponoyado.japanpost.jp/ (かんぽの宿ホームページ)
【 theme!! ALICE/MY LITTLE LOVER (1996) 】
Singles


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2008年01月26日

城北の湯

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 甲府市の温泉銭湯、「城北の湯」。
 カーナビに目的地をセットしたとき、細い道沿いにあるのは確認できたのですが、それにもかかわらず、2回ほど入るべき路地を通り過ぎてしまいました。
 というのもこの銭湯が面している道路は、二輪車・軽車両・沿道家屋関係車両以外、入れないのです。
 こんなところに車で来てしまってどうしようと不安になりつつも、銭湯の前に出ていた「駐車場この先」みたいな案内看板に従ってそろりそろりと車を進めますと、びっくるするくらい広い駐車場がありました。
 その広さといったら、月極とかで一部を貸してもまったく差し支えないであろうほどで、しかも舗装されたばかりなのか、とてもキレイです。
 銭湯そのものも、最近掛け替えられたと思われる新しげな看板、そして入口も自動ドアになっていて、小ぎれいです。

 受付で入浴料を支払い、下駄箱の鍵と脱衣場のロッカーの鍵を交換し、浴室へ。
 雑然さはありながらも明るい脱衣場を抜けると、味の出始めている、レトロなタイル張りの浴室。
 その浴室は狭めで、T字型の浴槽をほぼ4等分に区切る格好で、熱めのバイブラ浴槽、適温の浴槽、バイブラ、ジェット装備の浴槽(打たせ湯もあったけれど止まってました)、電気風呂があり、さらにはミストサウナ、いったん脱衣場を経由する必要がありますが、高温サウナさえも備えます(高温サウナは苦手なので、入ってません)。
 ゆえにひとつひとつは小さいですが、ひととおりの健康ランド的とも言える設備があって、それでいてかなり古い設計と思われるあたりは、けっこう目を引くところであります。

 お湯は、無色透明の循環仕様。温泉らしさはまったくないけれど、薬品臭は気になるほどでもなく、それなりに気持ちよくお湯に浸かれました。
 ちなみに未確認ですが、浴室の入口横に水風呂があって、これだけやや白濁しておりまして、泉温はもともと23度ほどとのことなので、こしかしたらこれが源泉なのかな、とか。ちがうかな。

 この銭湯はすごくわかりにくいところにあり、わざわざ行くほどでもないですが、洗い場は固定式シャワーつきで利用しやすく、また営業時間が14:00〜24:00までと、遅くまでやっておりますので、運良く見つけられたなら、立ち寄ってみてもよいかと思われました。

城北の湯

■ 城北の湯 ★★☆☆☆
  山梨県甲府市北口3-8-19
【 theme!! 出逢ってしまった2人/GLAY (1998) 】
pure soul


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2008年01月20日

熊本・宮崎に行ってきました。 [ 3/3日目]

 もう最終日。あいにくの雨です。たぶん涙雨。
 16:30ごろの飛行機に乗らねばならないので、今日は熊本空港からあんまり離れず、ちょっとだけ観光です。

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火の山温泉 どんどこ湯

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 南阿蘇村にある「火の山温泉 どんどこ湯」。
 「アーデンホテル阿蘇」に併設される日帰り温泉施設であります。

 広い広い駐車場に車を停め、入口へと歩いてゆきますと、2匹のブタ、「どんちゃん」と「どこちゃん」がいらっしゃいます。
 「火の山温泉」とかいう勇ましい名前とはうらはらな、このかわいらしさは、なんとも。

 さて、券売機で購入した入浴券をやけに愛想のいい受付のおばちゃんに渡し、浴室へ。

 浴室はかなり広い・・・のですが、湯気が立ちこめそして昼間とはいえ雨が降っているからか薄暗く、どうにも全貌がつかめません。
 よく目を凝らしてみると、巨大な岩と原木を多くあしらった、原始的ともいえるワイルドさが感じられます。明るかったらけっこうよさげな雰囲気かと。

 浴槽は、内湯にあつ湯、ふつう湯、ぬる湯の3つ。
 あつ湯、ふつう湯は、泉温46度ほどの源泉が非加熱で掛け流し。ぬる湯のみ地下水を足しているのだとか。
 そのぬる湯はバイブラ仕様で、浴槽はタイル張りと全体からすればちょっと趣が異なります。
 が、派手に装飾されているわけではなくまたややレトロっぽさもあり、浴室になじんだ佇まいでありました。

 また広い露天風呂もあり、こちらも内湯と同様のワイルドさを感じます。
 しかしながら、なんと雨だからか5つある浴室のうち3つは湯が抜かれ、チェーンで入れないようにしてあります。岩風呂や寝湯みたいなものが見えたのですが。
 残り2つのうち1つは小さな長方形の岩風呂、でしたが屋根がなく、雨も激しかったので入れず。
 仕方なく屋根のかけられた大きな岩風呂で過ごします。
 加水なしで源泉が掛け流されていると思われるこの浴槽のお湯は熱めでしたが、外気温が低かったので、お湯に浸かったり浴槽のフチに腰掛けたりをしていると実に心地よく、すべての浴槽に入れなかったのは残念でしたが、ココだけでもとりあえず、満足できました。

 においはあまりないのですが、お湯も掛け流しでありまたやや白濁していてとても温泉らしく、気持ちのよい時間を過ごすことができました。
 もうちょっと浴室内が明るいともっといいんだけれど、でもオススメできます。

 なお入浴した方には、瓶牛乳を1本サービス。
 コーヒー牛乳をいただきました。
 しかも熊本の特産品、ジャージー牛乳でした。

どんどこ湯 入口 どんちゃん

どこちゃん ジャージー牛乳

 ちなみに「アーデンホテル阿蘇」へ宿泊すると、ここの温泉は無料で利用できます。

 
アーデンホテル阿蘇

■ 火の山温泉 どんどこ湯 ★★★☆☆
  熊本県阿蘇郡南阿蘇村下野135-1
  http://www.arden-aso.jp/dondoko/
【 theme!! ラブ・ストーリーは突然に/小田和正 (1991) 】
自己ベスト


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2008年01月19日

熊本・宮崎に行ってきました。 [ 2/3日目]


 2日目。イイ天気です。
 今日は黒川温泉、山鹿温泉でお湯をいただき、熊本空港近くのホテルに宿泊する行程です。

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ホテル ルートイン 熊本大津駅前

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 様々なスタイルで全国に展開するホテルチェーン、「ルートインホテルズ」。
 その中から今回、熊本県大津町にある「ホテル ルートイン 熊本大津駅前」に宿泊しました。

 このホテルは、いわゆるビジネスホテルでありますが、シングルで1泊6,500円弱と激安ではない価格設定。
 それだけに、というべきか、宿泊したツインの部屋はひろびろとしており、天井には肌色系のシーリングライトが設置されていて、ほどよい明るさも確保されておりました。
 ベッドもゆったりとしたサイズ、まだ新しいのか内装もたいへんにキレイで、なんの不満もなく快適な時間を過ごすことができます。

 ユニットバスは若干、狭めではありますが、問題はまったくナシ、であります。
 というのもこのホテルには、大浴場があるのです。しかも、温泉です。

 でもまあビジネスホテルのお風呂なので・・・と期待はぜんぜんしていなかったのだけれど、なんと、掛け流しでした。
 泉温が低いので加温は熱いほどにされていますが、湯口ではかなりの金気臭、そしてやや茶色っぽいにごり湯はとても温泉らしく、気持ちよくお湯に浸かることができます。

 浴室はシンプルでまたあまり広くなく、新設された露天風呂も、浴槽が岩風呂風になっているなど雰囲気づくりはなされているものの、浴室が1階にありますから当然に周りは壁などで覆われ、開放感はないです。
 でもビジネスホテルとしてはじゅうぶんであり、スバラシイお湯も考慮すれば、大満足の部類にはいるかと。

 探せば近辺でもっと安い宿もありましょうが、部屋もお風呂も満足度が高く、宿泊料以上に居心地のよいホテルでありました。

 ちなみにネット予約をするとバイキング形式の朝食(オプションにすると500円。宿泊者以外は1,000円)がつくのですが、これは種類も少なく、決してマズイわけではないけれど、オマケ程度と考えた方がよさそうな内容でありました。

※ホテルの画像、撮り忘れました・・・。

 
ホテルルートイン 熊本大津駅前

■ ホテル ルートイン 熊本大津駅前
  熊本県菊池郡大津町室214-9
  http://route-inn.co.jp/ (ルートインホテルズ ホームページ)
【 theme!! The Piano It's "SUEMITSU"/SUEMITSU & THE SUEMITH (2007) 】
The Piano It's Me (初回限定盤)


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露天湯 椛(もみじ)

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 山鹿市にある「露天湯 椛」は、周りが大型トラックの駐車場だったりとかして環境はイマイチですが、ここ自体は和風な面持ちの、風情を感じる日帰り入浴施設。
 なんと、大きな浴室があるのではなく、すべり台風呂、洞窟風呂、岩風呂、滝風呂、ハート風呂など、趣向を凝らした全10室の貸切風呂だけで構成されています。
 ぼくとしてはすごく驚いたのですが、あたりをよく見てみると「家族風呂」みたいな表示が多く掲げられているので、ここらへんではそんなに特別なことではないのですか。

 さて、訪れた夕方16:30ごろの時間帯で、7、8部屋が埋まっており、空いていた中から「角岩風呂」に入りました。
 利用料は50分で1,300円/室。部屋によって1,000円〜1,500円までの価格帯があります。

 受付で鍵を借り、長屋風に並んだ浴室の扉を自分で開けてお風呂に入ります。
 さすがに浴室は広くなく、洗い場は1つあるのみだけれど、3人くらいならなんとか入れそうではあります。ちなみにシャンプー、ボディソープの類は装備されてないです。

 「角岩風呂」には、シンプルながらも重厚な石を用いた四角い浴槽があり、樹木も今の時期は枯れ気味だけれどほどよく植えられていて、風情と高級感のある佇まい。
 まだ新しい施設のように見え、また前の人が出たあとはきちんと清掃も行われているようで、清潔感もあります。

 浴槽のお湯はそのつど栓が抜かれ(退室の際は、お風呂の栓を抜いてください、との張り紙があるのです)、受付を済ませると湯が張られ始める仕組み。
 脱衣場で服を脱いでいる間、非加熱かつ加水なしのお湯がどばどばと貯まってゆく様は、見ていてたいへんに気持ちのよいものです。
 ただ泉温は52度ほど。湯口でも45度以上はあったでしょうか、たいへんに熱いので注意です。
 水道の蛇口もあるので熱いのが苦手な方は水を足せばよいのですが、ぼくはもったいないので、熱かったけれどそのままのお湯を堪能させていただきました。

 で、そのお湯は無色かつ無臭ながらかなりのぬめりを感じるもの。
 お湯も新鮮で、長湯はできないけれど、浴槽のフチに腰かけてはまたお湯に浸かり、を繰り返してしまいました。

 なお、お湯は制限時間の10分前に止まりますので、それまではいちいち時間を気にすることなく、お風呂を楽しめるのもよいです。

 貸切風呂の施設が珍しいってのもあったけれど、雰囲気もお湯もよく、たいへん興味深いところでありました。
 でも、家族連れの方も多かった一方でカップルさんもそれなりに見えておりまして、あんまり深く詮索するとアレだけれど、とくに「ハート風呂」なんてそのまんまアレですし、そのへんはどんなもんでしょうか、ねぇ。

露天湯 椛 各浴室の入口 角岩風呂

■ 露天湯 椛(もみじ) ★★★★☆
  熊本県山鹿市中1326-11
  http://rotenyu-momiji.sakura.ne.jp/
【 theme!! PRIDE/今井美樹 (1996) 】 今井美樹 - PRIDE - PRIDE
PRIDE


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旅館 こうの湯

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 南小国町は黒川温泉にある「旅館 こうの湯」。
 館内にはいくつかの浴室があるようですが、立ち寄りで入れるのは露天風呂、「森の湯」のみ。
 立ち寄り湯専用の受付もあり、そこで料金を支払います。

 そのすぐ脇にある入口をくぐりますと、木のぬくもりが感じられるレトロな脱衣場。良好な第一印象です。
 露天風呂には大きな岩風呂がどでんと1つ。一部には屋根がかけられ、寝湯っぽくなっております。
 屋根がかけられているのとは反対側はとても小さな洞窟風呂になっていて、熱と蒸気がこもるそこは天然のスチームサウナ的な位置づけにも感じられ、隠れ家っぽくて楽しい一方で、照明がなくまた狭くて昼間でさえちょっと怖く感じるかも。

 高台にありながらも遠くの景色を眺めることのできない立地でありながら、なんせお風呂が広いので、じゅうぶんすぎるほどの開放感。また温泉街から離れたところにあるため周囲は静かそのもで、たいへんによい環境の中でお湯に浸かることができます。

 なお洗い場も3、4箇所あり、パンフレットやホームページでは屋外にあるようですが、今は別室となっており、雨風寒さその他から身を守れるよう改善が図られております。

 お湯は、においや肌触りには大きな特徴を持たないけれど、やや白くにごり、なかなかの温泉ぽさ。
 53度ほどの源泉が非加熱掛け流しで提供されています。
 泉温はこのあたりでは低いほうで、もっと熱い源泉を持つ施設だと加水されているところもありますが、ここではそれもなく、広い浴槽でお湯を外気にさらすことで温度を下げていて、とてもよい湯づかいです。

 「黒川温泉」のほかのところを訪ねていないのでなんとも言えないのですが、ほかとの比較を抜きにすれば、ここでもじゅうぶんすぎるくらいじゅうぶんに、スバラシイお風呂でありました。

こうの湯 立ち寄り湯受付 脱衣場

露天風呂 洗い場

■ 旅館 こうの湯 ★★★★☆
  熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺6784
  http://www.kounoyu.jp/
【 theme!! 緑の日々/小田和正 (1984 / 1993) 】
自己ベスト


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2008年01月18日

熊本・宮崎に行ってきました。 [ 1/3日目]

 金曜日に休暇をとり、2泊3日で熊本と宮崎に行ってきました。
 向こうに住む友人がおりまして、彼を訪ねたのです。

 ・・・さらりと書いてみましたが、ぼくにとっては大冒険。
 車で日帰りできる範囲くらいなら、かなりチョロチョロと動き回っているほうだ、って自負すらあるんですが、これが飛行機や新幹線とかじゃなきゃ行けないトコロとなりますとうってかわって、猛烈に尻込みするわけなのです。

 このたび訪れた九州についても、行きたいなぁ、とは思っていたものの、すべてを自分で決断して実行することはそんなわけでできなくて、ただの空想に終わるところだったのだけれど、なんとその友人が飛行機のチケットを手配してくれる形で背中を押してくれまして、いや、ぼくが向こうに行くのだから、手を引いてくれまして、といったほうがイメージ的には合うんでしょうか、それはともかく、九州行きが実現したのでした。

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阿蘇鶴温泉ロッジ村

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 熊本県小国町にある「阿蘇鶴温泉ロッジ村」。
 高台にあるこの施設は、2、3棟の建物に13室を構える、長屋的ロッジ。
 7畳と9畳、2つのタイプがり、7畳の部屋を利用しました。

 部屋はまだ新しく、木の質感を生かした佇まいがたいへんよさげですが、つくりとしては実にシンプル。
 畳敷きの部屋にはコタツと座布団が置かれているくらいのもんです。
 押入は布団用であり、衣類は床の間に掛けるところがあるので、雑然としてしまいますが、そこへ。
 申し訳程度の大きさしかない洗面台には、照明がなかったりも。
 シャンプー、ボディソープ以外のアメニティ類も一切なく、自分で用意する必要があります。

 また、部屋での調理は禁止で、電気ポットはかろうじてあるけれど電子レンジはないので、食事は実質、外で済ませてくるか、管理棟っていうのかな、そこに併設しているレストランでいただくかするしかありません(レストランではバーベキューやすきやきもできるみたいですが)。
 と、省けるものはすべて省いたような格好でありますが、それもそのはず。このロッジ、なんと4名であれば、3,150円/人から宿泊できるのです。

 かといって、ただただ安いだけのところかといえばそうでもなく、コタツの上にはお茶、コーヒーと、朝食用のパンがそっと置いてあり、心配りもさりげなく見え、なにげに居心地はよいのです。

 そしてそして、ものすごく特筆しておかなければならないのが、お風呂。
 なんと全室に、専用の露天風呂を完備!
 ベランダの部分を利用しているので風情とかはないですが、3、4人で入れるほどに浴槽は大きく、しかも、お湯は温泉。しかも、非加熱掛け流しです!
 泉温55度のお湯を外気で冷ます方法をとっており、湯量は各自で調節できるので、真冬でもぬるくなりすぎることなく、温泉が楽しめます。
 ただ洗い場も表にありますので、体や頭を洗うのは、ものすごく寒い今の時期にあっては、だいぶキツかったですが。
 なので、アレな場合は、このへんは温泉がいっぱいありますのでそのあたりはほかのところで済ませ、ここではただただ専用の露天風呂を楽しむ、ってのもよいかもしれません。

 お湯は無色かつ無臭で温泉らしさはそんなにないけれど、部屋に温泉の露天風呂がついているってだけでゼイタクであり、誰を気にすることなく思いっきりお風呂を楽しめるのは、たいへん心地よいです。
 なおこの露天風呂はその位置から、部屋のカーテンを開けると、いやがおうでもお風呂が丸見えになります。
 ここへ宿泊される際は、信頼できる人と一緒、でなければなりません。

 この施設、まあ安いから、と納得せざるをえない部分がないではないですが、それを容易に上回るだけの魅力を備えています。
 なんせ価格がお手ごろなので、ぜひお試しいただきたいかと。
 うちの近くにもこんな施設、ほしいです。

 ちなみにココ、宿泊優先なので要問い合わせではありますが、時間貸しで家族風呂としても利用できます。
 50分までで1,500円、100分までで2,400円。
 宿泊の料金が安いだけに割高にも感じられるけれど、お試しであれば時間貸しで利用してみるのも、よいかもです。

阿蘇鶴温泉ロッジ村 宿泊棟 露天風呂

 
阿蘇鶴温泉ロッジ村

■ 阿蘇鶴温泉ロッジ村
  熊本県阿蘇郡小国町西里2053-64
  http://www12.ocn.ne.jp/~asozuru/
【 theme!! Diary/コブクロ (2007) 】
5296(DVD付)


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2008年01月15日

THE CIRCLE

 そんなにやる時間もないのに、またゲームを買ってしまいました。
 Wii用ソフト、「オプーナ」であります。

 Wiiで初めての本格的RPGらしいということで、昨年11月の発売時(ちなみに「 スーパーマリオギャラクシー 」と同じ発売日!)から気になってはいたものの、ちょっと価格が高めで、しかもぼくはマリオのほうを買ってしまったので購入は見送ってきたのですが、ヤマダ電機のゲーム売り場をうろついていたところ、新品で3,000円弱にまで値下がりしていたもので、つい衝動的に・・・。

 というわけで、まだプレイ時間は5, 6時間ほどですが、第一印象などを。

 このゲームでまず目を引くのが、「○」を基調とした主人公達のキャラクター。
 ずんぐりむっくりとしてかわいらしく、ぼくとしては悪くないと思うのですが、手抜きととられかねないほどシンプルなラインで構成されているので、このへんは好き嫌いが分かれそうかも。

 世界観はSFチックで、やっぱりファンタジー系のほうが慣れ親しんでいるので違和感がなくはないけれど、拒絶するほどのもんでもありません。

 ゲームシステムについては、Wiiリモコンを振ったりすることなく、ヌンチャクのみで、つまり片手でプレイできるのが、握り方によってはスティックを倒しての移動時にCボタンやZボタンに触れてしまうってところはあったものの、概ね快適でよいです。

 戦闘はフィールドを歩いていると敵と遭遇する、オーソドックスなエンカウント式。
 でもそのシステムは斬新で、攻撃はスティックを倒しそして放すという操作で、主人公の体の一部である「エナジーボンボン」を投げつて行います。スティックの倒し方によって「エナジーボンボン」が飛んでゆく軌跡が異なり、倒している時間によって攻撃力が変わるのですが、これが直感的でけっこう楽しいです。なおコマンド選択式で「フォース」という魔法みたいなもんも使えます。
 またターン制ではなく、コマンド選択している間も敵は待ってくれないリアルタイムに戦闘が進行するので、緊張感のあるバトルが楽しめます。
 でもぼくはやっぱり、自分のペースでできるターン制のほうが、好きなのですが。
 ちなみにこの戦闘システムは、「アクティブボンボンバトル」という、とても口に出しては言えない気恥ずかしさを持つ名前が与えられております。

 というのが、「良い!」と感じた点。

 気になったところもあって、まずはキャラクターの名前。
 主人公たち3きょうだいが「オプーナ」、「コプーナ」、「ポリーナ」なのは、なんかイマイチと思いつつもまだ許せるとして、彼らの父親が「ダディーナ」、母親が「マミィーナ」ってのはあんまりなんでは。素人でも恥ずかしくてこんな名前はつけないと思うんですけど。

 またこのゲームでは、オーソドックスな展開として、物語を進めると移動できる場所が増えてゆくのですが、「なぜその場所に行けないのか」の理由づけが理不尽というか、素人っぽいことが多いです。
 イベントをクリアしてさまざまな「ライセンス」を取得しながらゲームは進むので、「ライセンス」を持っていないために行けない場所があるのはもっともなのだけれど、たとえば「全校集会中なので入れません」みたいな理由が、たまにならともかくひんぱんに見られるのはとても安っぽく、とてもげんなりなのです。

 あとは、スタート地点である「居住区」の構造の複雑さ。
 何度か歩き回るうちに、おぼろげな構造は見えてくるんですが、行きたいところにスパっと行けないのは相変わらず。
 ぼくの記憶力とかそのへんの把握能力が劣っているのを差し引いたとしても、あんまりです。

 戦闘システムでは、攻撃する敵を、Cを押しながらスティック、またはスティックを倒しながらZで選択するのですが、後者の方法だとZを押すたびに攻撃対象とする敵が移動するのでまあまあやりやすいのだけれど、スティックを倒すことで敵を選択する前者の方法は、うまいこと自分が思う敵をターゲットにできず、もどかしいったらありゃしないです。
 通常だと後者の方法をとれば問題ないのですが、途中で「精霊」ってのが出てきまして、コレにエナジーボンボンを当てるには、(たぶん)前者の方法をとらないとダメなのです。
  精霊をにエナジーボンボンを当てることで自分に有利な効果が出るのでなんとかターゲットにしたいのですが、うまいこといかず、猛烈なストレスです。いや、ぼくのやりかたがまずいだけかもしれないんですが。

 と、プレイしていない人には甚だわかりにく内容を書いてしまいましたが、つまるところこのゲーム、良いところも悪いところもありまして、定価に近い額で購入した場合、そのぶんの満足感を得られるかどうかは微妙では・・・。
 ぼくが買った3,000円弱で、ギリギリでした。
 あと1,000円くらい下がると、じゅうぶんに満足できるかなぁ。

 まだ始めたばかりでこんなコトを書くのもアレかと思ったのですが、逆に言えば始めたばかりでアレな点がこれだけ目に付くというのも、アレだと思うのです。
 良いトコロとアレなトコロが両極端なのも、ある意味では困ったモンですか。

オプーナオプーナ

by G-Tools

■ オプーナ
  http://www.opoona.com/
【 theme!! はるまついぶき/Bank Band (2008) 】 Bank Band - はるまついぶき - Single - はるまついぶき
沿志奏逢2
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evergreen

 今日はアルバム1枚を購入してきました。
 なにげに、今年になって初めて買ったCDであります。

○ 沿志奏逢2/Bank Band

 小林武史、Mr. Childrenの櫻井和寿を中心とした「Bank Band」、2枚目のアルバム。
 収録されているのは基本的にカバー曲ですが、本作では3曲のオリジナルも収録。

 新旧の邦楽から選りすぐられた収録曲は、ぼくはすみません、半分くらいしかオリジナルを知らなかったのだけれど、どれも落ち着いた大人げな佇まいで、ボーカルが櫻井さんではあっても、ミスチルとはかなり異なった佇まいを見せます。

 と、全体的には 前作 の流れを踏襲するものではありますが、約3年3ヶ月ぶりのアルバムということもあって新たな気持ちで聴くことができ、また「イロトリドリノセカイ」あたりで顕著に感じたのだけれど、オリジナルとはまったく違ったアプローチでありながらもカッコよく仕上げてくるあたりは、さすがでありました。

 じっくりと聴き込めるよいアルバムと感じました。

沿志奏逢2沿志奏逢2
Bank Band

by G-Tools

【 theme!! イロトリドリノセカイ/Bank Band (2008) 】
沿志奏逢2


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2008年01月11日

お気に召さないか?


 ガソリン高騰につき、という理由で休止中の『関東「道の駅」スタンプラリー』。
 初回の記事 で書いたとおり、今回のラリーでは大幅にルールが変更になったこともあって、道の駅めぐりに対するモチベーションがどうにも上がらなかった、ってほうが休止の理由としては大きかったりもするのですが、それはさておき。

 今日、仕事から帰りますと「道路保全技術センター」から一通の封書が届いておりまして。
 もしやと思ってさっそく開封してみますと、やはり。

 『関東「道の駅」特製携帯ストラップ』が入っていました。

 詳細についてはこちらも 初回の記事 を参照なのですが、『関東「道の駅」スタンプラリー2007』、「携帯ラリー2007」に参加し、10箇所以上の道の駅を回って応募すると、合わせて抽選で1,500名に当たるという景品であります。

 いちおうどちらも応募してはいたのですが、まさか当たっているとは。
 懸賞みたいなもんに当たった記憶なんてほとんどないもんで、かなりびっくりいたしました。

 が、コレ、じっくり見れば見るほど・・・ちゃっちいです。

 ストラップの部分に書かれた「関東道の駅」の字はちょっとこすれば落ちてしまいそうなほどで、しかもフォントがやる気のないただのゴシック体。
 付いている「道の駅」マークも、薄べったく安っぽい金属製のもの。しかも、携帯をすぐさま傷つけそうです。

 タダでもらっといてアレですが、非売品で、いちおうレアアイテムとはいえ、このクォリティは・・・。
 コストの面から仕方ないところもありましょうが、当たったコトに対する喜びをかみしめるには、いかがなもんかと。

 せっかくなので大事に保管はいたしますが、次回はできれば、品はなんであれ、質の向上を望まずにはいられないシロモノでありました。

関東「道の駅」特製携帯ストラップ
【 theme!! Searching/大江千里 (2000) 】
ビルボード


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2008年01月10日

ホテル湯伝

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 甲府市の湯村温泉にある「ホテル湯伝」。
 外観に大きな特徴はないけれど、収容客数240人の大きな宿です。
 明治43年の開業とたいへんに歴史のあるこの宿が、今年の1月末をもって閉館するということで、立ち寄り湯しました。

 が、宿泊者に渡される「 湯めぐり手形 」用の、その日の入浴の可否を示す看板では、見事に入浴不可を示す「×」印。
 木曜なんていう中途半端な日に訪れたのが悪かったかと残念に思っていると、たまたま表に出ていた宿の人が、せっかく来たのだからと招き入れてくれました。なんてありがたい。
 お言葉に甘えて、入浴させていただきました。

 美しい深紅のカーペットが敷かれ、また暗めの照明が上質さを醸す中、1階の奥のほうにある浴室へと向かいます。
 「延寿の湯」、「扇の湯」の2つの浴室があり、男女入れ替え制なのかわかりませんが、とりあえず今日の男湯は「延寿の湯」でした。

 脱衣場はひろびろとしていますが、それに比べると浴室はあまり広くありません。
 露天風呂はなく、内湯に大浴槽が1つあるのみのシンプルなつくり。
 床に敷かれたグレーの重厚な石と、柱や浴槽のフチにあしらわれた大理石かな、光沢のある白い石がホテルらしい贅沢さを感じさせます。
 が、一方で、古さ際だつ浴槽内のタイルや壁のデザイン、無骨な白熱灯による照明、あるいはスパ銭クラスのリンスインシャンプーとボディソープなんかが、その贅沢さをスポイルしてしまっていて、なんとも惜しいところ。

 また、お湯は循環仕様。薬品臭こそ気にならないものの無色透明で、さっぱりとした浴感ではありましたが、温泉らしさはほとんど感じられないものでした

 入浴料も、浴用タオルとバスタオルはつきますが1,000円と宿のお風呂的な割高さを感じざるを得ず、入浴不可を掲げながらもぼくを招き入れてくれた宿の方には申し訳ないのですが、客観的に見ると、もちろんお風呂に限って言えばですが、あまりオススメできるところではありませんでした。

ホテル湯伝 入浴不可を示す「×」印 上質な館内

脱衣場 浴室

 
湯村温泉 ホテル湯伝

■ ホテル湯伝 ★★☆☆☆
  山梨県甲府市湯村3-11-10
  http://www.yumura-yuden.com/
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2008年01月09日

夕陽が泣いている

 レイトショーで映画を観てきました。
 今頃?な感もありますが、「ALWAYS 続・三丁目の夕日」です。

 前作をDVDで観たのですが、VFXをふんだんに、しかしながら自然に用いた映像が美しく、また古き良き昭和を表したストーリーはしみじみと胸にくるものがあってたいへん気に入ったので、今作はぜひ映画館で観たいと思っていたのです。

 が、今作が封切られたときは、甲府では街中の映画館のみの上映で、車中心の生活だと逆に行きにくくてどうしたもんかと思っていたところ、気がつけばロードサイドの映画館でも上映が始まっており、無事に観ることができた次第でありました。

 それでこの映画、VFXのスゴさを見せつけるための場面みたいのが多々あってちょっとアレなところはあったものの、ストーリーは前作以上に笑いアリ涙アリ、でした。
 映画館で声を出して笑い、涙を流して泣いたのなんて、初めてかも。
 総じてみれば、たいへんよい映画でありました。
 DVDが出たら、また観てしまうと思います。

 ただ、完全な続編としてつくられているので、前作を観ておかないと、ちょっとツラいかもしれないです。

ALWAYS 三丁目の夕日 豪華版ALWAYS 三丁目の夕日 豪華版
吉岡秀隆 堤真一 小雪

by G-Tools

ALWAYS 三丁目の夕日 通常版ALWAYS 三丁目の夕日 通常版
吉岡秀隆 堤真一 小雪

by G-Tools

■ ALWAYS 続・三丁目の夕日
  http://www.always3.jp/
【 theme!! 花の名/BUMP OF CHICKEN (2007) 】
花の名
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2008年01月06日

甲州西山温泉 慶雲館

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 交通の便の悪い早川町北部、車1台がやっと通れるようなトンネルさえくぐり抜けた先に突如として現れる大きく豪華な旅館。
 ここが山梨県内でも最高級の宿のひとつ、「慶雲館」であります。
 日帰り入浴を受け付けていることは 早川町のホームページ でも明らかにされていて知ってはいたものの、そもそも旅館のお風呂で立ち寄り湯するのは得意でないし、どうにも敷居が高いしでためらっていたところがあったのですが、新年ということもあり、思い切って訪れてみました(初湯ではないけれど)。

 気後れするほど大きな自動ドアを入り、フロントへ・・・行く前に出てきた宿の人に入浴料1,000円を支払って、促されるまま4階にある浴室へ。ちなみに入口があるのは3階になります。
 浴室のうち、日帰り客に開放されているのは、ここ4階にある男女別の浴室と、交替制の露天風呂の計3つ。
 残念ながら露天風呂は女性専用の時間帯となっており、入れませんでした。

 内湯は、檜風呂の「桧香の湯」と、石造りの「石風の湯」と名づけられ、時間帯によって男女が入れ替わるようです。ぼくが訪れたときの男湯は、「桧香の湯」でした。
 大きな旅館らしくひろびろとした、新しげな檜の浴槽を中心とする浴室は明るい色調で窓も大きくとられ、見られる風景は崩れた崖が主だったりするのでやや殺風景ではありますが、たいへんに開放感のあるつくりです。

 ただ、高級な宿ゆえに厳しい見方をすれば、床に敷かれているのが色合いは全体に合わせられているとはいえ樹脂製のスノコだったり、漆喰の壁などが湿気にやられてだいぶ傷んでいたり、あるいは置かれた観葉植物が場違いなほど安っぽかったりとか、目に付くところがないわけではないけれど、基本的にはたいへん上質な空間で、極めて気分よくお風呂での時間を過ごすことができます。

 お湯は無色ながら、浴室の扉を開けたとたんに香るほどの硫黄臭があってたいへんに温泉ぽく、さらには近年掘り当てられた毎分1,630リットル以上の湯がたっぷりと掛け流され、湯口からもっとも離れたところにいてもすぐ体中に泡つきが見られるほど鮮度が高く、たいへんにすばらしいものでありました。

 お湯は熱めではありますが、浴槽の一部が半身浴向けに浅くなっていたり、メインの大浴槽のほかにかなりぬるめの小さな浴槽が用意されていたり(こちらのお湯は希釈された温泉でしょうか?)、お湯に浸かり続けることはできないですが、お風呂自体は長いこと楽しめる、気の利いたつくりになっていました。

 入浴時間が11:00〜15:00(受付は14:00まで)と限られてはいますが、なんとかして訪れてみていただきたいところでありました。
 旅館の日帰り入浴料金は割高な感が否めませんが、ここにあっては、決して高くない設定であると感じました。

 でもいつかは、ここで宿泊できる身分になってみたいものです。
 なんせちょっといい部屋に泊まろうと思ったら1泊40,000円くらいしますので、今のぼくじゃ、手も足も出ません。

慶雲館(全景) 慶雲館(入口)

 
西山温泉 慶雲館

■ 甲州西山温泉 慶雲館 ★★★★★
  山梨県南巨摩郡早川町湯島825
  http://www.keiunkan.co.jp/
【 theme!! 歩くな、走れ/浅森坂 (2007) 】
ファーストアルバム「浅森坂」


posted by BONGO at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | お風呂 山梨県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月05日

新遊亀温泉

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 甲府市の温泉銭湯、「新遊亀温泉」。
 住宅街の中の奥まったところにあり、カーナビとかを頼りに出かけても、もしかしたら一度じゃたどり着けないかも。

 しかしながら、ぼくがここを訪れるのは3回目くらいなのですが、6、7台分ある駐車場はいつも満杯になるほど人気の銭湯であります。
 というのも、ここのお湯は源泉掛け流し。しかもかなりの量が投入され、浴槽から浴室の床へと流れ落ちる様はなかなかに見応えがあり、お湯もにおいこそあまりないけれど茶褐色でぬめりのある、しっかりとした特徴を持つものなので、浸かっていてとても気持ちのよい良湯なのであります。

 なので、お湯に浸かったらもう出たくなくなってしまうのですが、L字型の浴槽は3つに区切られ、微妙に温度が異なるのですがどれも熱めで、長湯ができないのはたいへんに残念なところ。

 建物は古めでとくに見るところはなく、浴室も広いわけではないですが、お湯には特徴がありまたその使い方もよく、カランには固定式のシャワーがつくなど銭湯にしては利用しやすくもあり、甲府市内の温泉銭湯ではオススメできるところのひとつであると思われます。

新遊亀温泉

■ 新遊亀温泉 ★★★☆☆
  山梨県甲府市太田町11-5
【 theme!! Shine on you/globe (2006) 】 globe - maniac - Shine on you
maniac


posted by BONGO at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | お風呂 山梨県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鏡温泉

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 甲府市相生、国道52号の1本南側を走る道路沿いにある「鏡温泉」。
 すぐ裏手には大きなホテルも建つ中にあって、かえって目立ってしまうほど古びた外観を持つ温泉銭湯です。

 この銭湯は敷地が狭いためか、表から入る時点で、男女別々の入口になっています。
 そのほかにサウナ用の入口もあったのだけれど、シャッターが降りていました。営業時間が異なるのか、もうやっていないのか。

 外観と同様、脱衣場も浴室もドキドキするほど古めかしく、昭和のにおいを色濃く感じます。
 浴室は広くなく、両脇に洗い場、中央に小さめの浴槽が2つ。温度が異なり、やや熱めとぬるめの設定になっています。
 さらに奥には岩風呂風の浴槽があり、お湯が高いところから流れ落ちる打たせ湯仕様になっており、ここはほかと比べて、気合いを感じるつくりになっています。

 お湯は、熱め、ぬるめの浴槽では緑がかったややにごりのあるもの。
 におい、肌触りなどに大きな特徴はなく循環もされているようですが、思いのほか温泉ぽく、ぬるめの浴槽は長湯も可能で、この古びた浴室に懐かしさとかを感じつつ、ぼんやりとお湯に浸かっていると、とても気持ちよいです。

 一方で岩風呂風の浴槽は、泉温30度ほどの源泉が、非加熱で使用されています。もしかしたら掛け流しかと。
 25、6度ほどで今の時期では冷たすぎますが、夏場などはたいへん快適に過ごせそうです。
 こちらは茶色がかった温泉で、加熱、非加熱の差だけにしてはとても加温浴槽とは異なる風合いでありました。

 この銭湯、古いだけって見方もありましょうが、ぼくとしては味わいのある佇まいと感じられ、悪くない印象でした。

鏡温泉

■ 鏡温泉 ★★★☆☆
  山梨県甲府市相生1-3-10
【 theme!! まばたきの間の永遠/槇原敬之 (1992) 】
THE CONCERT-CONCERT TOUR 2002「Home Sweet Home」-


posted by BONGO at 14:40| Comment(0) | TrackBack(0) | お風呂 山梨県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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