かなり遅い夏休みをとりまして、9月23日から25日にかけて、長野県の渋温泉と群馬県の草津温泉に行ってきました。
毎年恒例、父プロデュースによる家族旅行ですので、ぜんぜんエキサイティングな内容ではないですが、さらりと書いておきます。
前日の晩に実家へと戻り、実家をを7:30に出発。
ココスで朝食をとったらトースト系のメニューしかなくいきなりげんなりし、出鼻をくじかれた感はありましたが、めげずに本日の宿泊地、渋温泉を目指します。
実家のある横浜から渋温泉方面へ向かう場合、関越道経由と中央道経由の2ルートがあり、関越道を使った方が距離的にはけっこう短いのですが、インターへ入るまでに渋滞の激しい環八とかを通らねばならないので、今回は中央道を利用します。
というのは口実で、実は懐かしの甲府を通りたかったのです。
中央道から長野道を経て上信越道に入り、スマートICのある小布施PAで高速を降ります。
が、インターを降りる前に、昼食を。
小布施PAは一般道からもアクセスできるハイウェイオアシスで、しかも道の駅にもなっているのです。
なので当然に一昨年の『
関東「道の駅」スタンプラリー 』でも訪れており、そのときはほぼスタンプを押しただけだったけれど、レストランが大きかったような気がしたのです。
そして、たしかにそれなりにレストランは大きかったのですが、メニューが、ヘボかった・・・。
泣く泣くレトルト感あふれるハンバーグカレーを食べました。
朝食、昼食ともいわば、ぼくプロデュースだったわけですが、完全に失敗です。
たいへん申し訳ない気持ちでいっぱいです。
なんとか気をとりなおしていただき、宿へ着く前に小布施の町をちょっとだけ観光です。
● 小布施町
観光といっても、時間的なものもあったりとかして、街を散策することはできず、ほんとにちょっとだけ。
まずは通りかかった栗菓子の店、「竹風堂」。
小布施といえば、栗を使った和菓子とかが有名で、栗きんとんみたいな「栗かの子」は、スーパーなんかでも見かけますね。
といってもその名物、「栗かの子」はけっこうお高いうえに好き嫌いが分かれそうなので、購入せず。
そのほかのお菓子類もやはりお高かったのでおみやげとかは何も買わず、屋外で売られていた、栗を使ったソフトクリームを食べるのみに留めてしまいました。
この栗ソフトはそんなに濃厚な味わいではないけれど、ほんのりと栗めいていて、そこそこにおいしくありました。
なおこの店にはけっこうな広さの駐車場がありますけれど、有料です。
やはり無料で停めさせると、そのまま散策に出かけてしまう人が多いのでしょう。
ちなみに何か買い物をすれば、たしか2時間までだったかな、無料にはなります。

小布施ではもう1箇所だけ観光を。
「岩松院」に立ち寄ります。
このお寺は、本堂の天井に描かれた、葛飾北斎による「大鳳凰図」が有名なのです。
ところが、その本堂では法要の真っ最中。
いちおう立ち入りは制限されておらず、絵を見ることはできたのですが、どうしたってものすごく遠慮がちに振る舞うことしかできず。
ちなみにこの法要があったためか、拝観料は無料となっておりました。

■ 竹風堂
長野県上高井郡小布施町973
http://www.chikufudo.com/■ 岩松院
長野県上高井郡小布施町雁田
http://park19.wakwak.com/~gansho-in/■ 小布施町観光情報サイト「いい小布施ドットコム」
http://www.e-obuse.com/ 「岩松院」を出るころにはもうチェックインできる時間だったので、本日の宿へと向かいます。
● 渋ホテル
湯田中温泉、渋温泉をはじめとする9つの温泉街からなる湯田中渋温泉郷は、1,300年前の開湯とも言われる、歴史ある温泉地。
当然にいくつも建ち並ぶ宿泊施設の中から、今回は渋温泉にある「渋ホテル」へ宿泊しました。
>>詳しくはこちらで
● 外湯巡り
渋温泉といえば、外湯巡り。
宿泊施設などで売られている「巡浴祈願手ぬぐい」を手に、9箇所ある外湯をめぐってはそこに設置されているスタンプをタオルに押し、すべてめぐったらば、温泉街の中ほど、長い石段の先にある「高薬師 和光庵」を詣でて満願成就!というのが有名。
ちなみに、各外湯には鍵がかかっており、宿泊客に渡される鍵を使わなければ中に入れないという、基本的に宿泊客限定のイベントであります。
満願成就!というのはともかく、温泉めぐりにしてスタンプ収集とくればもう、温泉好きにして収集癖のあるぼくとしては、挑戦せずにはいられないのです。
そう、いられないのです、が、今回は家族旅行。
がっつりと完全制覇したいところではありますが、激しい単独行動はどうか、みたいな空気もありましたので、泣く泣く夕食後に宿泊したホテル周辺の4箇所のみ、めぐりました。
スタンプ収集はいつか果たすであろうリベンジのときのためにとっておき、今回は「巡浴祈願手ぬぐい」は持たず、ただ外湯をめぐるのみにいたしました。
めぐったのは、「三番湯 綿の湯」、「二番湯 笹の湯」、「一番湯 初湯」、そして「九番湯 渋大湯」。
「綿の湯」、「笹の湯」、「初湯」はどれもすごく狭く、小さな浴槽が1つあるのみ。
「初湯」が木張りの浴室で風情があるほかはかなり質素なつくりで、またお湯も、すべての外湯は掛け流し仕様とのことですがそんなに強い特徴があるわけでもないうえにかなり熱め(「初湯」は熱すぎて足しかお湯に入れられませんでした・・・)であり、1箇所あたり20分もあれば、もう出ようかな、と思ってしまう程度。詣でることに意義があるというか、これなら1泊すれば、外湯巡り制覇も難しくはなさそうに思われました。
ただし「大湯」は、その名のとおりほかとは異なり、広めです。
しかもお湯は茶色く濁って全体的に金気臭の漂う、しっかりとした温泉ぽさ、そして鮮度の高さを感じさせるもの。
浴室は木張りであたたかみがあり、お湯も適温でたいへんに居心地のよいところでした。
9箇所制覇するならば、全部をめぐったわけではないのでアレですが、ここを最後にもってきたいところかと。
なおこの「大湯」だけは、時間は限られるけれど立ち寄り湯も受け付けておりますので、宿泊されない方もぜひ訪れてみていただきたく思われました。
そんなわけで、ぼくの外湯めぐりはたぶん1時間半もかからずに終了。
いつか制覇してやります!



■ 渋温泉
http://www.shibuonsen.net/