東急田園都市線の宮前平駅から徒歩5分以内くらいのところにある日帰り温泉施設です。
そんな好立地でありながらもぼくは車で訪れたわけなのですが、近くまできても案内看板とかがたぶんまったくなく、ものすごいわかりにくさです。周辺をぐるぐると3周くらいしてしまいました。
それはさておき、駅近の施設にしては敷地はひろびろ。
フロントで受付を済ますと、浴室は別棟の離れにあります。
浴室へと至る通路もひろびろしており、一貫した落ち着きのあるつくりでありながらも変化に富んだ館内は、とても上質な空間です。
浴室もまた、黒を基調とした石張りで、そこらのスパ銭とは一千を画す高級感を醸します。
最近の施設にしては内湯も広くそれなりの数の洗い場を備えつつも、内湯には温泉使用の大浴槽と座湯、白湯のジェット系浴槽2つがあります。
露天風呂は内湯と比べれば質感こそ高くないもののそこそこに広く、加温はされているけれど掛け流し仕様の温泉を用いた中くらいの浴槽と、循環になりますがその下段に大浴槽、あとは温泉に炭酸ガスを注入しているという「炭酸琥珀湯」、4箇所の壺湯、寝ころび湯があります。
お湯は透明度のほとんどない茶褐色のもの。
甘ったるいにおいのある特徴の強いもので、掛け流しの浴槽はもちろん、ほかの浴槽でもじゅうぶんな温泉ぽさがあり、気持ちよくお湯に浸かることができます。
館内着、タオルはつくにしても休日だと1,470円と料金は高めでありますが、平日なら1,200円と価格設定に割高な感はないかと。
仮眠スペースも完備しており、駐車場が3時間までしか無料にならないのは難ですが、休憩と入浴を繰り返しつつ、長時間過ごすことが可能。のんびりしたいときに、オススメです。
なおぼくは今回、雑誌「 自遊人 」の11月号についていた温泉パスポートを使い、無料で入浴させていただきました。

■ 宮前平源泉 湯けむりの庄 ★★★★☆
神奈川県川崎市宮前区宮前平2-13-3
http://www.yukemurinosato.com/ (湯けむりの里ホームページ)
【 theme!! タイムドライバーは仮免/種ともこ (1987) 】