甲府駅からも近い、小ぎれいな通りからちょっと入った細い道沿いにあります。
周りは一方通行の道が多く、すぐそこなはずなのに行けない、というもどかしさを感じながらたどり着きました。
受付は番台式で、昔ながらの正しい銭湯の面影を残します。
狭めの浴室は、古びたタイル張り。そこかしこに補修のあとは見えますが、明るい雰囲気で清潔感もあります。
洗い場は壁沿いと浴室の中央に計15箇所ほど。壁沿いのほうは固定シャワー付きで利用しやすいつくり。
浴槽は中小2つ。温度に差はなく、中くらいの浴槽はジェットぽいもの装備です。
お湯は、屋号には入っていないけれど、温泉です。
ややにごりがある程度で、循環もされていて浴感は薄いですが、薬品臭はきつくなく、適温よりちょいぬるめの設定になっていてのんびりとお湯に浸かることができます。
ただ浴槽が深いので、底にお尻を付けてお湯に入ることができないのは、ちょっと難儀するところではありました。
この銭湯、わざわざ訪れるほどのところではなかったですが、駅からも近く車を使わなくても行くことができ、古き良き銭湯の佇まいも悪くないですので、機会があれば利用してもよいかと思われました。

■ 高砂湯 ★★☆☆☆
山梨県甲府市朝日2-16-10