「アーデンホテル阿蘇」に併設される日帰り温泉施設であります。
広い広い駐車場に車を停め、入口へと歩いてゆきますと、2匹のブタ、「どんちゃん」と「どこちゃん」がいらっしゃいます。
「火の山温泉」とかいう勇ましい名前とはうらはらな、このかわいらしさは、なんとも。
さて、券売機で購入した入浴券をやけに愛想のいい受付のおばちゃんに渡し、浴室へ。
浴室はかなり広い・・・のですが、湯気が立ちこめそして昼間とはいえ雨が降っているからか薄暗く、どうにも全貌がつかめません。
よく目を凝らしてみると、巨大な岩と原木を多くあしらった、原始的ともいえるワイルドさが感じられます。明るかったらけっこうよさげな雰囲気かと。
浴槽は、内湯にあつ湯、ふつう湯、ぬる湯の3つ。
あつ湯、ふつう湯は、泉温46度ほどの源泉が非加熱で掛け流し。ぬる湯のみ地下水を足しているのだとか。
そのぬる湯はバイブラ仕様で、浴槽はタイル張りと全体からすればちょっと趣が異なります。
が、派手に装飾されているわけではなくまたややレトロっぽさもあり、浴室になじんだ佇まいでありました。
また広い露天風呂もあり、こちらも内湯と同様のワイルドさを感じます。
しかしながら、なんと雨だからか5つある浴室のうち3つは湯が抜かれ、チェーンで入れないようにしてあります。岩風呂や寝湯みたいなものが見えたのですが。
残り2つのうち1つは小さな長方形の岩風呂、でしたが屋根がなく、雨も激しかったので入れず。
仕方なく屋根のかけられた大きな岩風呂で過ごします。
加水なしで源泉が掛け流されていると思われるこの浴槽のお湯は熱めでしたが、外気温が低かったので、お湯に浸かったり浴槽のフチに腰掛けたりをしていると実に心地よく、すべての浴槽に入れなかったのは残念でしたが、ココだけでもとりあえず、満足できました。
においはあまりないのですが、お湯も掛け流しでありまたやや白濁していてとても温泉らしく、気持ちのよい時間を過ごすことができました。
もうちょっと浴室内が明るいともっといいんだけれど、でもオススメできます。
なお入浴した方には、瓶牛乳を1本サービス。
コーヒー牛乳をいただきました。
しかも熊本の特産品、ジャージー牛乳でした。





ちなみに「アーデンホテル阿蘇」へ宿泊すると、ここの温泉は無料で利用できます。


アーデンホテル阿蘇
■ 火の山温泉 どんどこ湯 ★★★☆☆
熊本県阿蘇郡南阿蘇村下野135-1
http://www.arden-aso.jp/dondoko/